
セビーリャにあるカテドラルとヒラルダの塔。
ヒラルダの塔は、1184年(アルモハッド朝の時代)に着工され、
1198年に完成した。
今、大聖堂(カテドラル)がある場所には大モスクがあって、
この塔は、その大モスクのミナレットだった。
キリスト教の時代になり、モスクが取り壊し、その跡地にカテドラルが建てられてが、ミナレットだけはあまりの見事さに取り壊されず、カテドラルの鐘楼に転用されたのである。
塔の高さは93メートルであるが、その下から3分の2くらいがアルモハッド長の時代のままである。アラベスク文様で飾られた壁面と窓の配列がイスラム建築らしい簡潔な美しさを見せているといわれている。
それよりうえの部分は1568年の地震で倒れ、ルネッサンス様式による改築が行われた。
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