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【2025/04/23 02:43 】 |
なの日
日銀が量的緩和を解除することを決めた。
量的緩和政策とは,簡単にいうと,
金利で市場をコントロールするのではなく,
民間に金融機関が日銀の口座に持っている資金量によって,
市場をコントロールするというもの。

政府や与党から量的緩和解除は早すぎるとの意見が続出するなか,
日銀は,中央銀行の名にかけて,解除を決定した。

なぜ,政府が量的緩和解除を嫌がったのか。
それは,量的緩和解除いより,今後金利が上昇に転じる。
そうすると,国債を大量に発行する政府としては,
財政赤字がどんどん膨らむわけや。
だから,嫌がったのだろう。

しかしながら,量的緩和政策は異常な政策である。
金利ではなく資金量でコントロールするのやから。
通常,日銀の現金保有量は5兆円,現在は30兆円ほど保有しえているとか。
この結果は過度のインフレやバブルにつながる。
日銀としては,バブルの再来,そして同じ失敗を繰り返したくなかったんやろう。

量的緩和が解除されたというものの,
当面の間はゼロ金利が続くやろう。
まー,経過期間みたいなもんや。

この金利状態がいかに異常な状態かを示している数値が,
各民間銀行の決算が,過去最高益が続出していることにある。
なぜ政府がまだ不景気やから量的緩和解除はまだ早い
って言ってる状態で,銀行がこれほど儲かっているのか?

簡単な話である。
量的緩和のおかげで,預金の金利も0に近いから,
銀行は貸し出した金利分,まるまる儲かっているのである。
つまり,本来ならば銀行の過去最高益分は,
預金者に還元されるべきものが企業の利益となっているのだ。

ま,なにわともあれ,
量的緩和が解除され,
金利によってコントロールする健全な状態に戻った。
急に,金利を上げられても,
お金を借りるつもりだった人たちが困るから,
当面はゼロ金利が続くが,
次のステップは,金利を引き上げ,正常な市場を保つか,
日銀および政府の判断に注目やな。

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【2006/03/10 11:50 】 | 雑感 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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