「誰か Somebody」宮部みゆき著
宮部さんの本、初めて読みましたが、
この世界感、俺好みです(笑)
どでかい会社の会長さんの私設運転手さんが、交通事故なくなったが、その犯人はいまだ不明。
会長が会長の娘婿殿に、
なくなった運転手の娘さんが父親の伝記を書こうとしているのを、
手伝うよう命令し、
犯人を捜したり、過去を調べたりする話。
一人の人間には、それなりの過去があるもんですね。
いいことばかりではなくて。
それは、きっと誰しも同じなんやろうな。
ぼけーって生きているように見える人にだって。
「人間てのは、誰だってね、相手が言われたくないと思ってることを言う口を持ってるんだ。どんなバカでも、その狙いだけは、そりゃあもう正確なもんだから。」
「人間はそういうもんだ。必要に迫られればなんでもやるんだ。--中略-- 問題はそれを背負っていかれるかどうかだけだと。」
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