池井戸潤著「オレたちバブル入行組」
隣の芝生は青く見える。
銀行に就職してれば、もっと違う『今』があったのかなと思うことがあり、そんなときに目に付いた本。
銀行の実情、
この本に書かれている内容と、
きっと、大差はないでしょう。
銀行に勤めたことはないから、実体はわからんけど、
就職のときに体育会出身者が優遇される様子をみると、
そんな感じがします。
バブル時に入社したひとは、
入社したときに上の人がもらってた給料が、
自分はもらえない。
そんなのは、今は当たり前なんやろうけど、
目の前でそのバブルがはじけると、
やはり辛いものがあるんやろうなあ。
なんてことを考えつつ読んだ本。
やっぱり大切なことは、必死でやるということなんですかね。
必死さ、今の自分には足りてませんね。
いつの間にかぬるま湯になれてしまったようで・・・。
以下、本文より引用
「いかなる理由があろうと、銀行員は銀行を辞めた瞬間、銀行員ではなくなる。ところがこの当然のことがわからない銀行員は多い。」
----中略----
「取引先が自分に平身低頭していたのは、自分に実力があったからではなく、ただ肩書きがあったからだと。いかに銀行という存在が大きかったかと。」
「人事は常に公平とは限らない。出世する人間が必ずしも仕事のできる人間ではないこともまた周知の事実」
「夢を見続けるってのは、途轍もなく難しいことなんだよ。その難しさを知っているものだけが、夢を見続けることができる。そういうことなんじゃないのか?」
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