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大阪に帰ってきた。
大阪と千葉,そんなに違いは無いはずやけど, でもやっぱり事故を切実に感じた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050503-00000061-mai-soci この記事に一抹の杞憂を感じる。 JR西日本及び国土交通省ともに, 「新型ATSが設置されていれば,今回の事故を防げた。 だから,新型ATS設置後,運転を再開する。」 という認識らしい。 ほんまにそうなんやろうか?システム屋の端くれとして, この考え方に一抹の杞憂を感じる。 ...それでそれで?!今回の事故の原因が,まだ判明していないのに,
なぜ,新型ATSなら防げたと言えるのだろうか? システムは万全ではないのに,システムに頼りすぎていないだろうか? システムとは,人間が作るものであり, 人間の想定の範囲内で,かつ予算の範囲内の内容しかカバーしていない。 (企業は利益を出さなければならないとういう考え方から, すべてのレアケースをカバーしたシステムはコストがかかり過ぎるため, カバーできていないと思われる) それは,ATSとて同じなんではないのか? 今回の事故原因が,予想の範囲を超えていた場合や, レアケースのため,予算の都合上,システムの保障範囲から外れている場合, 新型ATSでも,防げないのではないか? また,システムも人間が作るものである以上, 不具合がある可能性がる。 結局のところ,やはり人なんやと思う。 システムに頼らず,一流の運転手を育成する仕組みを構築すべきなのではないか? 事故車両の100メートル後ろには,特急「北近畿」が止まっていた。 北近畿n運転手は,信号が黄色に変ったのを見逃さず, 前方に土煙が上がったのを見て,電車を停止させたらしい。 英断である。彼の正しい判断により,二次災害は防がれたといっても過言ではないと思う。 このような運転手を育成していくべきだと思う。 あと,忘れて欲しくないのが, JR宝塚線の利用者は,今,阪急宝塚線等を利用している。 が,首都圏とは違い,路線がたくさんあるわけではないため, かなりの不便を強いているのである。 新型ATSの設置作業は早くて6月中旬ということは, 少なくとも,あと一月は不便を強いるということである。 首都圏と同じ感覚で物事を考えていないだろうか? いずれにせよ,新型のシステムがあれば・・という考え方では, 「鉄道事故発生,新型システムが作動せず」 という見出しが,いずれ現れる気がしてならない・・・・ PR |
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